リハビリテーションセンターブログ
フレイル対策に取り組みませんか?
2024-07-12
2019年に厚生労働省から「健康寿命延伸プラン」が発表されました。その中の主要分野に,フレイル対策が挙げられています。フレイルとは「虚弱」や「か弱さ」という意味で,少しのストレスで,体や心が弱ってしまう状態です。フレイル状態になると死亡や要介護状態に移行しやすいため,注意が必要です。
予防方法は様々ありますが,今回は社会参加についてご紹介します。千葉大学の研究では,社会参加が多いほどフレイルを発症しにくいとされています。その中でもこれから紹介する8種類の社会参加は,フレイル発症のリスクが下がると言われています(添付の表)。
また,この中の社会参加の数が多ければさらに,リスクが下がります。2種類では0.6倍(40%),3種類以上では0.54倍(46%)になります。
ぜひフレイル対策として社会参加を取り入れてみてはいかがでしょうか。
理学療法士 山科 俊輔